命式
算命学は、誕生年月日から作った「命式」を用いる占いです。
講座を受講したり、本を読んだり、さまざまな学び方がありますが、いずれにせよ最初に、この命式の出し方の解説があります。
万年暦を使用して、「陰占」「陽占」を出し、そこから「天冲殺」「大運」「年運」…などの情報を導き出し、さまざまな技法で、占っていきます。
ネットでは、誕生日をいれると命式が出てくる無料サイトもありますが、自分で計算して出す方法を最初に学ぶのは、後々、その命式を読み解いていくにあたり、根本にある、記号の成り立ちを体感しておいたほうが、その世界観を理解しやすいからだと思います。
例えば、今日、2023年4月19日生まれの女性の基本の命式は、このようになります。
十干と十二支
自然界もしくは宇宙の性質という目に見えないものを、記号で表して目に見えるようにする。そのために生み出されたのが「十干」と「十二支」です。
「十干」は空間を表し、「十二支」は時間を表すといわれ、文字通り、10個と12個の記号(文字)それぞれに、「陰陽五行」の性質が振り分けられています。
▶︎十干
空間の気を五行に分類し、さらにそれを陰陽に分類したもの。
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
▶︎十二支
動物の名前をつけて記号化された時間の分類。時間にも空間的な要素があるとして、陰陽五行があてはめられている。
子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥
十干と十二支は、次のように、陰陽五行の性質にあてはめられています。
同じ内容を、五行の循環の図にあてはめると次のようになります。
今日のコーヒー
https://momoyamasaki.hatenablog.com/entry/2023/01/12/181314
「ブラジル カルモデミナス」。同封の豆の解説メモは以下のとおり。
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ブラジル カルモデミナス
“アーモンドのような本格派ブラジル”生産処理 ナチュラル
農園名 カルモデミナス
焙煎度 中深煎り
[焙煎士カッピングコメント]
“アーモンドのような本格派ブラジル”
ブラジルらしい優しく飲みやすい口当たり。アーモンドやナッツのような風味で調和のとれたコーヒー体験を届けてくれます。正統派のコーヒーをお好みの方へ自信を持ってお薦めできる銘柄です。
“高品質の代名詞であるカルモデミナス”
カルモデミナス産のコーヒーは、日本でいう魚沼産のコシヒカリのような高品質の代名詞です。パウロ氏のファミリー農園で育てられたブルボン種は丘陵地にある為、主に手作業で収穫されています。
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私的好み度(最大値5★)
★★★★
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ある意味、癖のない飲み慣れた「コーヒー」たる味。コーヒーが飲みたいときに、間違いなく美味しいと思える味でした。
五行に秘められた本能
「木・火・土・金・水」には、5つの本能(質)が秘められています。陰陽五行は宇宙の法則ですので、人間の性格をはじめ、宇宙に存在するすべてのものはこの5つの本能によってつくられていると考えます。
①木の質=守備本能
危険などを感じると、無意識に守ろうとする本能
②火の質=伝達本能
自分の意思や物事を伝えたい、発表したいという本能
③土の質=引力本能
人を惹きつけたいという本能。魅力の本能ともいい、自分の地位を高める、目立たせようとする本能でもある。
④金の質=攻撃本能
相手を攻撃する、何かに挑戦するといった積極的な行動で前進する本能
⑤水の質=習得本能
さまざまな知識を学びたい、吸収したいという本能
第一の本能として「木質=攻撃本能」があり、その対極にあるのが「木の質=守備本能」です。そして、「水の質=習得本能」があり、その対極に「火の質=伝達本能」があります。この4つの本能の中央にあり、コントロールしているのが「土の質=引力本能」とも言えます。
今日のコーヒー
https://momoyamasaki.hatenablog.com/entry/2023/01/12/181314
「コスタリカ ラ カンデリージャ」。同封の豆の解説メモは以下のとおり。
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コスタリカ ラ カンデリージャ
生産処理 ウォッシュド
農園名 ラ・カンデリージャ
焙煎度 中深煎り
[焙煎士カッピングコメント]
“深く甘い体験は黒蜜と表現”
深いだけでなく、まろやかさと甘さを選んでくれるコーヒー体験は、黒蜜と表現しました。正統派のコーヒーでありながらも一辺倒ではなく、和菓子との相性も抜群な素晴らしい一杯となりました。
長く色褪せない良質なコーヒー
良質なコーヒー生産地として有名なタラス地区の標高1,500mに、周辺9農園からのコーヒーを精選するマイクロミルがこのラ・カンデリージャです。スペシャルティコーヒーによって生まれた収益を少しずつ蓄え、上質なウェットミルに一新し、より高い品質で消費者に還元してくれています。
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私的好み度(最大値5★)
★★★★
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中深煎りということで、苦味もそこまで強くなく、さらっと飲める感じ。和菓子に合うというのは、よくわかります。面白い。
五行の世界②
五行には「相生」と「相剋」という基本原理があります。
「木・火・土・金・水」の5つの質は、この2つの原理で表される影響を互いに与え合っていると説きます。
「相生」は文字通り「生む」という関係で、「木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生む」というようにつながって循環していると考えます。
「木は燃えて火になる」「火は燃えたあと灰となり土になる」「土は鉱物(金)生む」「金属は冷えて水滴ができる」「水があるから木の芽が出て育つ」という関係性です。
一方、「相剋」は「剋する」という関係です。「剋する」の類義語は「打ち負かす」「打ち勝つ」「打ち倒す」など、力関係の優劣を表します。
五行では「木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋し、金は木を剋す」と考えます。
「木は土から養分を吸収する」「土は水をせき止め、よどませる」「水は火を消す」「火は金属を溶かす」「金属(斧)は、木を切り倒す」という関係性になります。
「相生」は安定してエネルギーを供給し、促進する作用があり、「相剋」は衝突や葛藤から刺激を与えたり、抑制する作用があり、自然界はこうした循環の中で、中庸(バランス)が保たれていると言えます。
五行の世界①
宇宙の法則というか、自然の法則というか、私たちが生きている空間におけるエネルギーは5種類の質でできていると、古代東洋人が考えたのが「五行」です。
現実に起こるどんな現象も、5つの質とその裏表(陰陽)で分類され、説明できるという考え方です。
5つの質とは、「木質・火質・土質・金質・水質」の5種類。
例えば、方角(東西南北に中央)や、季節(春夏秋冬に各季節の間の「土用」)も5つに分類され、5つの質が配当されています。
ほかにも、
五色(青・赤・黄・白・水)、五常(仁・礼・信・儀・智)、五臓(肝・心・脾・肺・腎)、五腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱)、五味(酸・苦・甘・辛・鹹)など、も5分類で、5つの質が配当されたもの。
東洋のさまざまな分野で、考え方のベースに「五行」が用いられています。