コーヒーを片手に〜占い学び直し

自分や明日を知るためのちょっとした手がかりになる占いの仕組みをまとめていきます。コーヒーを片手にくつろぎながら書いていきます。

五行の世界②

五行には「相生」と「相剋」という基本原理があります。

「木・火・土・金・水」の5つの質は、この2つの原理で表される影響を互いに与え合っていると説きます。

「相生」は文字通り「生む」という関係で、「木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生む」というようにつながって循環していると考えます。

「木は燃えて火になる」「火は燃えたあと灰となり土になる」「土は鉱物(金)生む」「金属は冷えて水滴ができる」「水があるから木の芽が出て育つ」という関係性です。

一方、「相剋」は「剋する」という関係です。「剋する」の類義語は「打ち負かす」「打ち勝つ」「打ち倒す」など、力関係の優劣を表します。

五行では「木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋し、金は木を剋す」と考えます。

「木は土から養分を吸収する」「土は水をせき止め、よどませる」「水は火を消す」「火は金属を溶かす」「金属(斧)は、木を切り倒す」という関係性になります。

「相生」は安定してエネルギーを供給し、促進する作用があり、「相剋」は衝突や葛藤から刺激を与えたり、抑制する作用があり、自然界はこうした循環の中で、中庸(バランス)が保たれていると言えます。