陰陽の概念
東洋思想の基本に「陰陽」の考え方があります。
どこかしらで見かけたことも多いと思われる「太極図」は、「陽の極まったところから陰が生まれ、陰の極まったところから陽が生まれる」と言われる、同じ力で反対の性質のエネルギーが決して混じり合うことなく、回転し、交互に入れ替わりながら均衡を保っているイメージの図です。
▶︎昼/夜
▶︎活発/鎮静
▶︎上昇/下降
▶︎膨張/収縮
▶︎日向/日陰
などなど、「陰陽」のイメージが、この後にうまれた「五行」の概念にとりこまれていきます。
算命学を一通り勉強して、いざ命式を読もうという段階にまできたときに、実感を持った、かつ今を生きている自分たちに腑に落ちる言葉で表現しようとすると、一番最初の切り口だった「陰陽」の概念に立ち返ることもよくあり、そのたびに算命学の勉強は建物と一緒で、基礎工事から順番に行う必要があると痛感します。